こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です。
今回も大阪府公立入試数学C問題からの紹介。
ただし、今回はC問題特有の特徴的な問題ではありません。
扱うのは基本的な問題。
2017年度の大問1(3)です。
こんなんですね。
とりあえず解いてから話を進めましょう。
解説
ポイント
この問題が出来ないのは因数分解の手順があやふやだからでしょう。
以下に手順を示します。
1、次数の低い文字について整理する。
2、式全体を共通因数でくくれないかチェック。
3、それぞれの項の係数を積の形にする。
4、積の形にした係数に共通因数が見つかれば、その因数でくくる。
5、括弧内に残った式が因数分解できないか確認。
この流れでほぼ全ての問題がうまくいきます。
これ以外の特殊な問題も存在しますが、高校入試ではここまでで十分です。
トップ校受験するならこれくらいはマスターしておきましょう。
この問題を扱う理由
この問題は今まで扱ってきた問題とは違って、かなり基本的であるという事が解説の短さからもお分かり頂けると思います。
C問題でも基礎計算は出題されるのです。
さて、この問題を取り上げた理由をお話しましょう。
ずばり、その正答率です。
この問題、正答率84.1%だというデータがあります。
なんと、そのデータは文理学科合格者の答案を集計したものなのです。
ちょっと低くない?ってことですね。
正答率100%近くあっても良いと思うんですけどね。
この年度の数学の合格者平均点は25点です。
この問題は4点ですからここを落とすのは痛いと思いませんか?
ルールに従って進んでいけば、ほぼ正解できる上に得点できれば平均点の6分の1達成ですからね。
だからこそ計算問題は必ず正解せねばならんのです。
まとめ
今回は基本的な計算問題の正答率の低さが気になったので、記事にしてみました。
図形の問題などはヒラメキが必要なだけに手が出ない事だってあります。
しかし、計算は『こうすれば正解にたどり着ける』というパターンがほぼ決まっています。
そういったパターンは必ずマスターして試験に臨んで下さい。
計算をで失点する15%程度の受験生と差をつけましょう!
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