こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です。
9月に入り入試本番まであと数か月を残すところとなりました。
夏期講習も終わったし力もついたはずや!そろそろ過去問やっていくか!
そう考えている人も多いのではないかと思います。
でも、ちょっと待って下さい。
今やり始めるのはまだ早いです。
過去問はいわば受験校からのお手紙のようなもの。
「こんな生徒に来て欲しいよー。」という高校からのお便りです。
それをやみくもに消費してしまうのはもったいないので、取り掛かる時期にはくれぐれも気を付けて下さい。
夏期講習は土台づくり
夏期講習はいわば入試を戦うための土台をしっかりとさせる作業です。
9月はまだ土台が出来ただけの状態と思ってよいでしょう。
この知識の使い方を学ぶのが実力テストであり模試であるわけです。
そういった実践を乗り越えることで夏期講習中に得た知識が真の意味で自分のものとなっていくんですね。
よって、まだ土台が出来ただけなので過去問はまだ手を付けるべきでは無いのです。
あ、そりゃあ例外はありますよ。
もう十分に仕上がってる人も居るでしょうからね。
過去問に手を付ける時期
では過去問に実際取り組んでいくべき時期をお伝えします。
結論から言うと11月からで十分です。
もうちょい詳しく言うと11月の五ツ木のテスト会が終わってから始めましょう。
その辺りになれば夏期講習の成果が出てきて成績もぐんと伸びてくるはず。
持ってる力を十分に発揮できる状態でしっかりと過去問に取り組めます。
高校からのお手紙を大事に解いて下さい。
出来れば、直前に疑似本番が出来るように直近の1年度分だけ手を付けずに置いておくことをオススメします。
本番の1週間くらい前にそれをやると良いでしょう。
過去問をやる回数
次に過去問をやる回数ですが、ほとんどの赤本は5か年分の掲載でしょうから直近1年度分は置いておくとしてそれより前の4年分を最低3周はやりましょう。
最低3周と言いましたが、きっちり3周で十分です。
解法覚えちゃうだろうし、その問題だけの練度をそこまで高める必要もありませんからね。
やり方ではなく思考の過程を意識しながら復習を繰り返しましょう。
この時期と冬期講習が重なる事で更なるバリエーションの問題に対応出来るようになります。
秋から冬に成績が爆裂する奴らが多いのも頷けますね。