京橋数学塾A4U代表郡山慶徳です。
最近医学部の入学についての不正がバレてマスコミからバッシングを浴びていますね。
まぁ、よくも今まで査察が入らなかったものだと思います。
ただ東京医科大学の不正が表沙汰になったことで国も重い腰を上げざるを得なくなってしまったんでしょう。
受験差別について、不正があった大学って受験しても大丈夫なのという疑問についたお答えしていきたいと思います。
受験差別
受験差別なんてあってはならない!
全て公正明大に点数で合否は決めるべきだ!
社会貢献度を考えてある程度の選別は、特に私立ならば、あってしかるべき!
さて、この二つの意見が対立しているように思いますがこの記事をお読みのあなたはどちらの意見を支持しますか。
事実受験生の差別はあります。
これからも無くなることはないでしょう。
先の意見は受験生に多くみられ、後の意見は納税者に多くみられるように思われます。
受験生にしてみれば一点を取るために必死に勉強するわけですので、自分の境遇のみで点数に差がつくのは許せないというわけです。
一方、納税者の意見は、医学部には私立といえども税金が投入されるので、より長く社会に貢献してくれる受験生を、よりスペックの高い受験生を合格させて欲しいと言った思いからのようです。
どちらにも理由がちゃんとあると思います。
自分自身は再受験の身であったので、受験生差別には敏感にならざるを得ませんでした。
受験にあたり気をつけたことは2つ。
1つ目は至って普通のことで、なるべく差別のない大学を選択すること。
2つ目は差別できないほどの高得点を入試で叩くというモチベーションの保持です。
もう一度言いますが、今後差別が無くなることは無いと思います。
差別する方が合理性がより高いという事実に基づけば賛否両論ありますが如何ともしがたいと感じています。
では、実際に差別が露わになった大学の受験についてはどうでしょうか。
今年の受験
現在のところいくつかの私立大学が得点調整をしている旨を公開しています。
今のところ今月中にはある程度全体が俯瞰できそうで、今年中にはその後の対策も検討中であるということみたいです。
さて、渦中の大学を受けるか否かといった問題が生じてきます。
不正のある学校はまた不正をするかもしれないので避けたいという意見や、もう不正は出来ないから正々堂々と勝負できるという意見があると思います。
個人的な見解では、後者の意見の方が有力であると思っています。
今回の調査は追跡調査というものが付随しているはずです。
そうでなければ調査を行った意味が無いからです。
つまり来年の合格者に関しては、年齢による差別、性別による差別が撤廃されます。
そして公正な状態でのデータを出し、その数字と以前の正当な点数での合格者のデータとを比較考慮しながら来年以降の資料に使うものと考えます。
したがって、多浪生や再受験生にとっては狙い目であると思っています。
ただし、卒業してからも大学名はつきまとうということに留意する必要はありますが。
来年以降の受験
水清ければ魚棲まずという言葉が示すようにあまりクリーンな状態が長く続くことは様々なところでうまくいかないということを生じさせると思います。
では、このクリーンな状態はどれくらいの期間続くのでしょうか。
これも個人的な見解になりますが、だいたい5年ほどは続くと考えます。
なぜなら行政機関のチェックというものはある程度の期間を持って行うものが多く、毎年チェックするメリットがあまり無いということも挙げられます。
そこで、5年ごとに合格者の動向を調査するといったシステムが採用されるように思われます。
最初の5年はあまり操作をせず、その後はほとぼりが冷めてきたら様々な理由をつけて点数を操作できるので、今年から少なく見積もって3年は点数のみの勝負ができると推測します。
したがって、今の高校生が受験する範囲においては不正な点数操作というものが消えることとなったのではないでしょうか。