演習問題をやり込む。
それは非常に良い事です。
しかし、ただ単に大量演習すれば良いというものでは無いんです。
演習するだけでは効果ないんじゃない・・・?この自粛期間中に大量の課題を出された人ならそう感じているはずです。
演習問題はアウトプット。
つまりは出力作業です。
暗記でインプットしたものをひたすら吐き出す作業。
このアウトプットの作業は確かに重要で、インプットよりも時間を割かねばなりません。
破壊と再構築
演習やる→間違える
この後が重要!
間違えた問題は精査!
・インプットした情報を正確に出せなかった。
・何を聞かれているのか分からなかった。
などなど、間違えるにしても色々パターンがありますよね。
間違えるたびにその都度パターンをきっちり分類したうえでインプットした情報をより精度の高いものにしていく。
この作業がもっとも重要です。
1回目でインプットした情報など不完全なんですよ。
この不完全さをミスすることで洗い出し、より精度の高い情報に変えてインプットし直す。
こういった破壊と再構築を繰り返すことで情報をより良質のものに昇華させましょう。
大量演習だけではダメ
さぁ、もう大量演習だけではダメな理由は分かりましたね。
つまり量だけこなして、間違えた問題をさして気にもかけず、
こんな感じで大量演習している人はヤバいです。
きっと次も同じ問題でミスりますよ。
演習量だけ確保して終わったものに対して時間をかけることが出来ないような大量演習。
これ最悪。
だから学校の大量演習が上手くいかないのですよ。
大量の課題がドーンと渡されて期限付きと来たもんだから、間違えたものは放置してノルマをこなすのに必死になる。
そうなると破壊と再構築してる間もないのでマジでこなすだけの大量演習になる。
間違える問題はこの先もずっと間違えたままになりがちです。
これでは問題の無駄遣い。
せっかくのチャンスを棒に振ってるに等しいです。
期限を守るのは確かに入試という観点から考えれば重要ですが、期限を守るだけのマシーンになるなら入試を戦い抜く実力がつきません。
演習量はそこのバランスを考えながら出来るだけ多くする。
これが最も効率のよい大量演習でしょう。
筋トレとかと同じで最初はキツかった演習量もなれてくるので、常に「少しキツいな」と思うくらいの演習量を確保するとぐんぐん伸びていきます。
まとめ
今回は大量演習に潰されそうな子が多いので、それについてのお話を京橋数学塾A4Uの六人部がお伝えしました。
量だけこなしてヘロヘロになってる人はやり方を考えた方が良いかもしれません。
学校の先生も鬼では無いです。
現状が本当にキツい人は1度相談してみると良いのではないでしょうか。
みんなもやってるから・・・などと悠長なことを言っていると損しますよ。