どーも、京橋数学塾A4Uの六人部です。
新型コロナウイルスの影響で各都道府県の入試に影響が出ています。
大阪でも試験範囲の削減が決定しました。
詳しくは大阪府のWEBサイトにてご確認いただけます。
令和3年度選抜の欄をご覧ください。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/
影響が大きそうなものもありますのでチェックしていきましょう。
数学の出題範囲減
これは特に影響が大きそうです。
図形の知識はそれらを複合的に使う総合問題が多いので出題範囲の減少は大きく問題に影響が出ます。
三平方の定理と円周角は図形の問題に絡む可能性がかなり高い分野。
それらの範囲を除外ということは問題構成にも関わってくるかもしれません。
C問題などでは大問2は平面図形、大問3は空間図形というようなパターンがお決まりでしたが、三平方の定理無しで大問2つ用意されるとなるとかなり難化するでしょう。
確かに範囲が削減されると問題は簡単になりそうですが、入試を作る側はプロです。
たとえ範囲が減ったからと言って高校の格に合う生徒を取るための入試の難度を下げてくるという事は考えにくいのです。
いや、むしろあり得ないでしょう。
範囲減の状況でも十分な難度の問題になると予想されます。
つまり、図形の問題は発想力勝負になるはず!
ただそれをやり過ぎると平均点が荒れるので図形で大問2つの構成を変えるかもしれないです。
定理を問題に載せておくような対応もあり得るかと思いましたが、それだと除外にはならないので、定理を掲載しておいてその場で解かせるというパターンは無さそうです。
今年度の入試は荒れそうですね。
その他の科目の出題範囲
数学以外の出題範囲減少に関してはそんなに大きく影響が出るものではないかなと思います。
英語は分詞の形容詞的用法のうち後置修飾が除外されただけなのでほとんど影響が無いでしょう。
後置修飾は分詞以外でもありますからね。
また、単語の範囲減少もあるようですが確認したところほとんど影響が無いと思われます。
C問題の設問が日本語になるようなことも無さそうです。
underline「下線を引く」など問題文で使われる単語が除外になっていなかったので、大きく変化はなさそうです。
範囲減少後の英単語集も大阪府のWEBサイトをご覧ください。
令和3年度選抜の欄にあります。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kotogakko/gakuji-g3/
その他の科目に関してはほぼ影響が無いでしょう。
漢字が多少少なくなったところで文章に大きく影響は出ませんし、理科、社会に関しても単元として独立している傾向が強いので分野横断的な総合問題が出にくくなった程度だと考えられます。
範囲減だからこそやっておく
試験範囲に入らないからその分野はやらなくて良い。
そういう考えの人が居るなら勉強なんてやめてしまえば良いと思います!
そもそも何故高校を目指すのでしょうか?
その先、大学を見据えてのことですよね。
そんなね試験に出ないからやらん見たいな効率重視の勉強ばかりしてきた人に大学での勉強は向いてないんですわ。
また、今回の高校入試の範囲からは外れたとしてもその知識は必ず高校で必要になってくるものです。
それを高校に入ってから取り戻すのでは遅いし、入試が終わってから取り組んでも不十分なのです。
だからこそ入試の範囲から除外されたとしてもやるべきです。
無駄に見える事にも真剣に取り組みましょう。