こんにちは、京橋数学塾A4U塾長の六人部です。
中学生を教えていてよく思うことがあります。
この考え方が定着していないから、ここでつまづくんだろうなー・・・
とね。
さて『この考え方』ってのが今日お伝えしたい算数の3つの単元なのです。
単位量の考え方
1個あたり何円とか、1人あたり何個とかそんな考え方ですね。
変化する2数を扱う時に片方が1の時に他方がいくつになるかを考えるのは非常に重要です。
例えば6個で240円のみかんがあるときに、12個でいくら?と問われれば2倍ですから480円と即答できます。
じゃあ7個でいくら?と問われたらどうしますか。
まぁ、これも簡単ですね1個は40円だから7個で280円です。
これくらいの問題は楽々解けるからうちの子は大丈夫!
いえいえ、そうではありません。
ここで重要な事は1個の値段を考えておく事で何個の値段を聞かれてもすぐに計算できる状態になっているという『便利さ』に気づけているかどうかです。
この気づきがある子と無い子では中学に入ってから、数学、理科の理解力に大きな差がでます。
なんとなくやり方だけ分かるって状態の人、注意です。
割合
これも重要ですねー。
(比べる量)=(もとにする量)×(割合)
式は言えるけど、文章読んだ時にどれがどの数値かわからない。
そんな子たくさん居ます。
国語力が問題になっている場合も考えられますが、やはり根本的には考え方を自分のものに出来ていないという事が挙げられます。
この考え方は中学に入ってから重要というのはもとより、生きていく上で重要でしょう。
消費税、割引、利率など、生活に密着しています。
わからないまま大人になるといつか誰かに騙されるかもしれないですね。
速さ
この単元も苦手とする人が多いです。
(距離)=(速さ)×(時間)
この関係でどれか2つが分かれば残りの1つが計算できるという、そこまで複雑なものでは無いと思うんですけどね。
ひどい子になると「距離が登場したら割り算すればいい」とか言います。
答さえ出れば良いというものでは無いでしょうに。
あと良くあるのが(時速6キロメートル)を距離の情報だと勘違いしている等のパターンですね。
この単元も数学だけでなく理科でも生きてきますので重要です。
まとめ
今回、算数における小学生が苦手としている単元をお伝えしました。
こえらの単元はどれもきちんと理解しておかないと、数学だけでなく理科にも影響が出てきます。
ぜひとも中学入学までに自分のものにしておきましょう。