大阪府公立高校入試英語C問題について京橋数学塾A4U代表郡山がメスを入れていきたいと思います。
平均点は60点を切るところです。
正直この難易度でこの平均点はかなり美味しい科目です。
それでは具体的には見て行きましょう。
難易度
一番気になるところですよね。
英検準2級レベルというのが率直な感想です。
このレベルの英語では8割以上を得点の目標としましょう。
ではそのレベルに達するのにどれぐらい時間がかかるか。
英語が壊滅的にできない生徒で12ヶ月以内。
そこそこできる生徒で6ヶ月以内。
これが勉強の時間的目安になりそうです。
言語学習のコツを習得していれば新しい言語を習得するのにかかる時間はおよそ3ヶ月となります。
得点源にできる!
100点を取るのは難しいでしょう。
何故なら英作文があるからです。
しかし、95点を取るのは他のどの教科よりも容易いと思います。
英語という科目の特徴は一度身につけてしまえばコンスタントに点が取れるというところにあります。
受験にあたり早期から英語を仕上げてしまえば、その後は英語はほとんど勉強せずにほぼ満点を狙えるのです。
対策
具体的に問題を見て行きましょう。
問題文も英語になっていますが、この問題文自体はパターンなのでいちいち考えなくても回答できる仕様になっています。
問題1.2について
基本的な文法です。
難易度は(1)〜(5)へと傾斜がかかって難しくなっていますが、ここは満点を取って行きたいところです。
問題1.2合計10問を満点取るのにかかる時間はおよそ1〜2ヶ月というところでしょう。
問題3について
文章挿入問題と内容把握問題です。
2020年になくなるセンター試験を意識している感じが受け取れます。
簡単な単語でも注に日本語で書いてあるので難易度は高くありません。
文章の前後関係を以下に把握できるかが鍵となってくるでしょう。
接続詞の使い方、代名詞とは何かを理解することが攻略の鍵です。
問題4について
文章並び替え問題
問題3の発展形ですね。
結局のところこの問題も接続詞を6個ほど使えて、代名詞が表しているものは何かを見抜くことができればまず落とさないでしょう。
さらに文章並べ替え問題にはテクニックが存在しますので、それを身につけてしまえば恐るるに足らずというところです。
問題5について
この辺でやっと長文が登場し始めましたね。
設問に続く形で回答していくパターンの問題です。
この辺りの問題から文章を読むスピードと単語量がものをいってきます。
とは言え文章が短いにもかかわらず設問が4つもあるので、大体どこに答えが書いてあるかを考えながら回答すると効率が良くなります。
問題6について
問題5についても言えることなのですが、題材となる英文は歴史、自然科学、国際化、言語といったテーマから出題されることがほとんどです。
問題をこなせば各テーマにおいて結論が分かっている状態で文章を読むことができるので、極めてしまえは問題文を読まなくとも回答することは可能です。
問題6では文章を穴埋めで入れさせる選択問題となっています。
選択肢は4つです。
この問題の解き方は穴抜きになっているところの前後を読むのと同時に、文章全体の把握をする必要があります。
主たるテーマを見抜くということが大切となってきます。
問題7について
問題の形式は問題5と殆ど同じです。
問題5が歴史的な文章に対して、問題7は自然科学的な文章になっています。
相違点は問題7の方が使われている単語の意味が難しくなっています。
ただその分注訳が多いので少し手間取るかも知れませんが落ち着いて回答していけば問題ないでしょう。
基本的に説明分なので、全体把握と言うよりは個別に正解を探しやすい問題となっています。
問題8について
代名詞は何を指しているか、穴抜きには何が入るかといった総合問題です。
言い換えると問題3〜7を少しずつつまみ食いしたような問題形式なので、ここを特別に対策すると言うよりは他の問題の対策をすれば問題8は特別なことをしなくとも自然と解けるようになるという感じです。
問題9について
みんな嫌いな英作文です。
ここが最も差が出るところ。
回答用紙は11行しかないので、100語ぐらいが分量的な目安でしょう。
ここで高得点を取るにはちょっとしたコツがあります。
採点者が好む書き方というものが存在して、それに沿って書けば10点中8〜10点を常に取ることが可能です。
以上長くなりましたが大阪府公立高校入試英語C問題の俯瞰です。
ご質問等ありましたら郡山までお気軽にご相談くださいませ。