艱難辛苦を乗り越えて再受験を志すあなたへ。
自分自身の再受験の経験を踏まえて、最短の道で医学部への入学切符入手法のアドバイスをお届けしたいと思います。
京橋数学塾A4U代表郡山がお送りいたします。
医学部受験にあたっての年齢差別の存在
基本的には国公立医学部医学科への再受験について考えていきます。
もちろん、私立でも大丈夫という方は私立も視野に入れていきましょう。
選択肢は多い方がハンデキャップを背負っている再受験生には嬉しいものですし。
まず、絶対に気をつけて欲しいこと。
それは年齢差別の存在です。
どれだけ優秀でも面接で落とされる可能性は十分にあります。受験の「年齢制限」はありませんが、合格の「年齢差別」は存在します。
受けられない年齢はないけど(体裁上、一応)、受からせない年齢はあるということです。
実際に東大理科Ⅰ類出身の再受験生が5年間ある医学部入学に挑戦して、最低合格点を超えているのにもかかわらず不合格になっています。
その方は学校を変え受験をしたらその年に合格しました。
実力が反映されずに不合格は避けたいものです。
年齢差別の有無・大学リスト
以下に再受験生に寛容な大学、再受験に厳しい大学を少しご紹介致します。
個別の大学に関してはお気軽にお尋ねください。私が受験時に調べたデータをお伝えできますし、最新の情報も広く医学部生から集めております。質問はこちら。
再受験に寛容な大学
- 滋賀県立医科大学
- 奈良県立医科大学
- 東京大学理科Ⅲ類
- 岡山大学
- 香川大学
再受験は避けた方が無難な大学
- 秋田大学
- 群馬大学
- 大阪市立大学
- 浜松医科大学
- 福島県立医科大学
上記の大学は現時点のものですので、実際に受験するにあたりもう一度よく調べ直す必要があります。
合格点を取っているのに不合格になってしまうという悔しい思いをしないために学校選びは慎重にしましょう。
現役生と差をつけろ
現役生と同じような勉強をしていると再受験生は不利です。
なぜなら毎日勉強をし続けているいわばトップアスリートの現役生に同等の勉強量で勝つのは難しいのです。
総合大学の入試問題は比較的簡単なため、高得点勝負になってきます。
一方、単科大学の入試問題は現役生が手を出さないような問題が多く含まれる傾向にあります。
そこで、自分の戦うスタイルを明確にして、現役生が取れないような問題を取っていくという姿勢が大切となってきます。
武器を作れ
医学部受験においては「苦手教科があっては駄目」だというのが通説でした。
実際のところセンター試験でも9割近く取る必要があるので苦手教科があってはここがクリアできないかもしれません。
しかしながら2次試験はさらに難易度が上がるので、ここでセンターで失点をした場合取り返すことができます。
そのためには絶対的に自信のある科目を少なくとも1教科は作ることをお勧めします。
その教科だけは誰にも負けないと言った自信と実力がつけば、医学部入試であっても周りに差をつけて確実に合格できる、若しくはセンターでの失敗を取り返すことができる、さらには2次試験の他の教科をカバーできるのです。
誰にも負けない武器を作ることが受験においてはとても大切なのです。
まとめ
年齢差別があるかないかをよく調べて、総合大学で高得点勝負をするのか、単科大学で難問を問いて得点するのかと言った自分の戦うスタイルを見極めて受験に臨みましょう。
ここで失敗すると何年かかっても合格しません。
上手に作戦を立てれば1年かからずに文系からでも合格できます。
再受験生は現役生に比べて時間が貴重となってくるので一年でも早く合格を掴み取りましょう。