「あー、よくやる計算ミス。しまったー!」
そんな台詞よく聞くものです。
そこで僕は言いたい。
「しまった!と言ってるど、ホンマにしまったと思ってんの?」ってね!
よくやるミスと言うからには3回はミスしているでしょう。
自分はこのパターンのミスが多いと気付いているって事ですよね。
気付いたならそれ以降ミスしないように工夫すべきで、それを放置したまま通り過ぎるからまた同じミスをするんです。
次は気を付けようと思ってたって?
気を付けて修正が効くなら3回もミスりませんって。
ミスする事自体は悪く無いんです。
むしろミスは不可欠なもの!
頭に入りにくい事というのは誰にだって存在しますからね。
失敗した自分と真剣に向き合わない事が不味いのです。
その時に出来る様になるまで、繰り返し繰り返しやりましょう。
しつこく、しつこく、ねちねちと粘着質に取り組みましょう。
加えて、
・なぜ間違ったのか?
・似たような問題で正解した問題とミスした問題では何が違うのか?
という事をチェックしながら、しつこく!
次にミスる事が無いように確実にします。
それでもミスはゼロにはなりません。
時が経てばまた同じミスをしたりするんですよ。
しかし!
そうしておくと、次に似たような問題を間違えた場合、なぜミスしたのかの判断がきっちり出来るようになります。
ミスした部分がはっきり分かるということは、逆に自分が理解している部分もはっきり分かるという状態です。
これを繰り返すことにより、どこが分かってて、どこが分かってないかの判断の目を養う訓練をして欲しいのです。
出来る子ほど「この問題のこの部分が分からない。」という感じに質問が的確です。
対照的に訓練を怠ってきた人ほど、この問題が分からない、という様な聞き方をしてきます!
ほんと、漠然とした感じ!
的確な質問が出来る状態をつくっていきましょう。
話は変わりますが、
的確な問いが出来るというのは的確な応答が出来る事にも繋がります。
これ、本当に重要です。
実は質問している事に答えられない子って、めっちゃ居るんですよ。
これは家庭内や学校での日頃の会話によって訓練されるはずなのですがね。
家の中で「ティッシュー!」とか「ごはんー!」などといった会話を許容していませんか?
名詞を発声するだけで事足りるのは家庭内だけです。
これが外だったらどうですか?
目も当てられない状況です。
こういった環境に慣れきってしまうと自分の伝えたい事を上手く伝えられない子供が出来上がってしまいます。
加えて、何を聞かれているのかも正確に判断できません。
些細な事のようですが実は大きな事に繋がっていたりするのです。
話が脱線してしまいましたが、
これも、しつこくしつこく繰り返さねば矯正できません。
まとめ
出来ないことを出来るようにするには、やはり何がダメかをきちんと整理し考えながら繰り返し繰り返し訓練するしかないです。
そこには、しつこさ、粘り強さ、根気、忍耐力というような諦めない力が要求されます。
エネルギーはかかりますが必ず出来るようになるので頑張りましょう!