こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です!
今回は以前お伝えした開明中学の入試データ考察の続編です。
前回の記事はこちら。
合格するにはかなりの得点率が必要とお伝えしました。
では不合格になるラインってどの程度なの?
と気になりますよね。
不合格者はどの程度の得点率なのでしょう?
そこを考えていきましょう。
不合格者平均点
開明中学のパンフレットには『入試に向けて』という冊子が付属しています。
そこには入試の平均点がデータとして掲載されているので、受験者数、合格者数、合格最低点のデータより概算ではありますが、不合格者平均点が算出出来ます。
それらを使って算出したところ、不合格者の平均点は185点〜195点といった所に落ち着きそうです。
これは1次前期、1次後期、2次全ての試験に当てはまる傾向です。
不合格になる人でさえ得点率60%オーバーなわけです。
そりゃ合格するには80%要るよな…って感じですね。
不合格帯の人にチャンスは?
はっきり言いましょう。
問題に難問が出題される傾向が無い事を踏まえると、60%取れる人は80%取れる可能性が十分にあります。
何故なら間違えた問題以外の基礎〜標準レベルの問題をしっかり解けるからこそ60%の得点率に達しているわけです。
と、考えれば差がつく原因はズバリ。
ミスの量となります。
特に算数は1問ミスると概ね5点のマイナスですので、4問以内に失点を抑えねばなりません。
計算問題でミスっているようでは不合格に片足突っ込むようなものです。
全体を通して4問以内にミスを抑える!
開明に合格するには難しい問題に挑戦する練習よりも、標準的な問題をミスなく解く練習が不可欠です。
不合格帯に居る人は精度を上げる練習をする事で十分に合格圏に入る可能性がありますよ。
また、過去の出題範囲から考えて、試験は満遍なく全範囲からの出題が予想されます。
よって、苦手な分野を放ったらかしにするのも開明受験においては不味い行為でしょう。
すべての範囲で標準的な力を付けておく事をオススメします!
まとめ
開明中学の入試についてデータから考察してみました。
不合格になるパターンを押さえて、何をしたら不味い試験なのかを理解しておくと戦い方にも反映されて来ます。
ミスしない!苦手分野を作らない!この2点が開明中学受験のポイントになります。