こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です。
ちょっと涼しくなったかと思ったら、もう寒くなってきましたね。
入試が近づいて来たなぁ、と感じる今日この頃です。
今回は開明中学の入試データから見える特徴をお話します。
直近5年はこんなデータになっております。
では特徴をお話します。
専願と併願
一番の特徴はここです。
他校の場合は専願の方が併願よりも合格最低点が低くなります。
しかし、開明の場合はここ3年間のデータを見ても分かる通り専願併願の合格最低点に差がありません。
理数コースでは多少の差は見られますが、スーパー理数コースはどうやら完全に実力重視のようですね。
つまり、専願であろうともこのラインをクリア出来ないならスーパー理数には入れないという事です。
生徒の入学時の学力を揃える事により、授業の進行を速やかにする意図的なものでしょう。
大学入試に対する意識の高さがうかがえます。
試験問題
大半の学校は入試の合格最低点は6割から7割くらいに落ち着くのが通常ですが、開明はここにも特徴があります。
合格最低点は8割前後になっているのです。
つまり試験はミス出来ない戦いになるということ。
標準レベルの問題をミスなく解く。
そんなスキルが要求されています。
国語の記述問題は配点が高いので無回答にならないように注意です。
また、算数も1問あたりの配点が高いのでミスは絶対に避けたいですね。
難問の練習をするより、標準レベルの問題を高い精度で解けるように訓練を積み重ねましょう!
合格最低点で約8割となると、安心できるラインは9割必要です。
過去問は時間を計って、9割を連発するくらいまで精度を高めるべきだと考えます。
まとめ
今回は開明の入試データから見て取れる事をお伝えしました。
過去問の解き方なども記事にしようかと思ったのですが、標準的な問題が多いので、そこまで注意が必要な問題は無いと考えます。
それよりも注意して考えなければならないのが、
- 高い精度が要求されること。
- スーパー理数コースで合格したいからといって専願で出願したとしても選考の基準が甘くはならないこと。
以上の2点です。
広い分野で習熟度をあげておく必要があります!
冬は難問に取り組むよりも、時間を計って標準的な問題を早く正確に解く練習を積み重ねましょう!
入試データに関する追記事『続!開明中学入試データ考察』も是非ご覧下さい。