こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です。
やっと・・・!
やっと、緊急事態宣言が解除され本格的に学校の授業が始まろうとしています。
6月の2週目までは分散登校という形のところが多そうですが、それ以降は通常授業に戻りそうですね。
まだまだ油断は出来ませんけどね・・・。
新型コロナの危険があるとはいえ受験生は受験の事も考えねばなりません。
本当に気の毒だとは思いますが置かれた状況はみんな同じです。
何をすべきかを考えてきっちりと考え行動して下さい。
入試までの時間を逆算して使う
まず今年度の受験において最大の問題は時間でしょう。
それは高校入試においても大学入試においても同様です。
ろくにテストを受けられず自分の位置がどこなのか確認できない状況だった人は特に何にどれくらいの時間を割くかプランを立て辛かったはずです。
学校が始まれば実力テストや模試なども行われるはずですから、そのデータを基に得点率が低い分野から順番に勉強を進めましょう。
これは夏休みが始まる前から絶対に取り組んで下さい。
そもそも今年度は休校中の穴埋めで夏休みなんてあって無いようなものです。
夏に苦手分野を・・・などと言う考えでは100%間に合いません!
必ず期日を決めてこの日までにここまで終わらせるという線引きをし、すべてを完璧に理解出来てなくても良いので期日を守って動き続けましょう。
もちろん質(理解度)は高い方が良いに決まってますが、質にこだわり過ぎると時間が不足します。
それくらい今年度は時間がシビアなのです。
全ての勉強を入試までの残り時間ベースで考えましょう。
大阪府公立高校入試について
大阪府の公立高校入試ですが、文部科学省から入試の出題範囲に考慮するようにとの通知が出ています。
中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年ど高等学校入学者選抜等における配慮事項について(通知)
https://www.mext.go.jp/content/20200514-mxt_kouhou01-000004520_2.pdf
まぁ要は授業が遅れた分入試範囲を制限しようってことですね。
しかし、実際範囲が狭まるかどうかは不明ですし、何より休校時間は全員に対して等しくあったわけです。
教科書も持ってるんだから、やろうと思えば自分で勉強は出来るんです。
ここで入試範囲を狭めてしまったら休校期間に自学して進めた人に対して失礼です。
不確実なものをあてにせず全範囲やり切る予定を立てて勉強に取り組みましょう。
そもそも中学校の2か月分の授業でやる勉強量なんて大したことないんですから、大学進学を考えているならそれくらいはこなせないとお話になりませんよ。
スポーツの世界で生きていくと決めている人は大会が無くなったりした分の配慮は必要だと思いますけどね。
勉学には休校は関係ないでしょう。
大学入試について
大学入試については高校入試と違い試験範囲等に関する通知は文科省からは出ていません。
コロナに感染した受験生についての対応はいくつか通知が出ています。
大学入試においてはコロナによる試験範囲縮小は無いでしょう。
そもそも、大学入試を目指すなら学校の授業進度に合わせてなど勉強しません。
これは毎年全ての受験生に言える事です。
公立高校の授業速度に合わせていてはそもそも間に合わないので、生徒は自学して試験に臨みます。
私立の進学校は高校2年までに教科書の内容は全て終えています。
これを有利だ不利だというなら公立私立選択の時点での差なのでコロナは殆ど関係ありません。
義務教育ではないのですから教科書が終わってないのであれば、しっかりと自分で勉強を進めて受験の準備をするだけ。
自学できなければダメなのです。
それは、大学に入学したら勉強は自学が主体だからです。
分かりやすく教えてくれる教授なんて一握りなんですよ。
授業の内容とテストの内容が全然違うなんてことも結構あります。
ですから、本を読み自ら勉強するという事に慣れていない人では大学生はつとまりません。
出来ないなら大学に向いていないとさえ言えます。
残された時間を如何に有効利用するかは自分次第ですよ。
まとめ
休校解除と今年度の入試についてお話しました。
試験範囲の縮小については無い方向で動くことを強く勧めます。
不確実なものは頼りにせず地道に事を進めましょう。