こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です。
そろそろ公立高校入試まで1ヶ月となります。
前回の記事『大阪府高校入試数学C問題』で、C問題の概要について説明しました。
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今回は「試験でどうやって合格点を取るか!」という事にこだわってお話していこうと思います。
合格点
さて、以前も触れましたが数学C問題、文理学科設置高校の合格者の平均点は40点程度です。
ですから、合格するには50点取れば十分だと予想します。
『50点』を得点目標とし、話をしていくので数学が苦手な人はポイントを押さえて下さいね。
配点
さて点数を語る上で配点は無視できません。
ただ過去の2年度分から考えると、大問1番○点、大問2番○点・・・といった決まりは無いようです。
えっ?じゃあプランもクソも無いやん!
と思うでしょうが、傾向は十分にあります。
・4点~6点の問題がメイン
・大問2は平面図形。ここで証明問題が出る(配点は8点か9点)
・大問3は空間図形。28年度6点×4問、29年度5点×5問、30年度31年度4点×3問プラス6点×2問。4~5問で配点が25点程度になる傾向。
こんなところですね。
大問1で稼げ
さて合格のポイントになるのは大問1です。
ここで30点欲しいところ。
計算でミスしたら致命的ですよ。
配点4点ありますからね。
さて、配点が40点程あると言いながら、満点取れとは言えない理由が大問1の最終問題にあります。
おそらく配点は8点でなかなか難しい問題になると思われます。
これを解けとは言いません。落としていいでしょう。
問題文を2回きっちり読んで何もやり方思いつかないなら飛ばして次に行きましょう。
8点欲しい!チャレンジしたいという数学に自信ある人は、整数問題を練習しておくと良いです。
個数や人数など解が自然数であったり、整数である事を利用して、解を絞り込んでいくタイプの問題ですね。
それを利用した1次不等式とか出そうですね。
大問2はズル賢く
証明問題は配点が8点あるんで、完答できなくとも部分点狙いで途中まででも書きましょう。
証明はあることに気づく事が出来れば基本的な証明問題になる、というパターンで来てるので8点ゲット出来るかはそれにかかってるでしょう。
気づきで狙われそうなものは、「直角三角形の斜辺の中点が外接円の中心になる」とか「対角の和が180になる四角形は円に内接する」などですね。
さて、重要なのはココです。
証明が解けなかったからといって以降を飛ばさない
確かに以降の問題は証明の内容を使いますが、証明出来なかったからといって以降の問題解く権利を失うわけではありません。
証明出来たことにしてガンガン解きましょう。
とは言え、終盤の問題に近づくと難しいものもありますので分からないものはパスしましょう。
これで10点にはなります。
大問2で得点するポイントとしては、相似な三角形を見つける訓練をしておく事、平行線と線分比の関係をつかんでおく事、連比の考え方を身につけておく事が挙げられます。
大問3、切断後は無視するのもアリ
空間図形の問題ですが、立体を切断する問題が終盤に出ます。
この手の問題は苦手な人はトコトン苦手でしょう。
ですから、切断前の状態の問いを確実に解いて下さい。
切断後の問題は頑張って計算したところで、かかる時間に対しての配点低いので無視してもいいです。
これで大問3も10点といったところでしょう。
最大のポイント
見直しです。
ここまで30点、10点、10点で50点ギリギリを狙っています。
難しい問題を手際よくスルーしてきたのも見直しをする時間作るためです。
計算でミスなどしていたら計画が水の泡。
あまった時間を使って必ず見直しをして下さい。
必ずです!
ここまでやって更に時間あるなら解けそうな問題にチャレンジするのもいいでしょう。
まとめ
今回は合格を決めるための泥くさい戦い方をお伝えしました。
受験では全問解けるなんて事は滅多にありません。
他の人に差をつけられないように戦う、他の人が出来るところでミスをしない事、それが重要です。