京橋数学塾A4U代表郡山です。
あと2年で訪れる問題についてお話しして行きたいと思います。
もっとも煽りを受ける学年は現在の中1から高1まで。
何故煽り受けることになるのかをご説明していきます。
センター試験の廃止
長い間行われていたセンター試験が終焉を迎え新しく「大学入学共通テスト」に変更されます。
そのタイミングが2020年なのです。
今の高1の学年が最初の「大学入学共通テスト」を受けることになり、徐々に移行して行き中1までは以下の点に注意をして受験してください。
国語•数学
今までのセンター試験はマークシートをひたすら塗る作業でした。
「大学入学共通テスト」での国語と数学はどうなるのか。
「記述」分野が出題されます!
これは悪の秘密結社文◯科◯省が、「これからの時代は表現力を問う!」という指針の元に策定した内容です。
ということは、単に「計算」だけができるのみでは足らず「ロジカルに説明する力」が求められます。
ちなみに、殆どの中学生、高校生の記述問題の解答はただ書いてあるだけで説明には至っていません。
英語(これが大変!)
民間の英語資格・検定資格を活用するとなっています。
今行われてる英検はなんと対象外という悲しい事実も発覚しました。
では何が対象となるのか、
新英検、GTEC、TOEFL iBT、ケンブリッジ英検、IELTS、TOEIC L&R•S&W
が採用される見込みです。
この中でも難易度に差があるのでもっとも難易度の低い検定内での争いになるでしょう。
そして何が大変かというと、今まで英語は「読む・聞く」だけでよかったのですが、これからは「読む・聞く・話す・書く」の能力が問われます。
ただし、ピンチはチャンス!
日本人の「書く」能力は世界屈指なのですが、「話す」能力はもう残念極まりないレベルです。
現役医学部生ですらまともに話せるパーセンテージは1桁台に留まると感じています。
となると、そこは逆に大きな得点源となり得るので早期から対策をしていけば高得点間違いなしの分野になります。
Summary
今回は現中1から高1に絞ってお話をしましたが、小学校6年生以下の児童にも大きな影響を及ぼす今回の教育改革。ますます中高一貫校の価値が高まりそうですので、競争は激化することでしょう。
常に未来を見据えて先手を打って行動しなければ厳しい将来しか待ち受けていないことになります。
まだいいかではもう手遅れの時代に突入しようとしているのです。
特に英語のスピーキング、ライティングは一朝一夕に培われるものではありません。
週1〜2回の英会話スクールも全くと言っていいほど意味がありません。
思い立った時からしっかりと着実に英語力を始め様々な力を養って行きたいものです。