こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です!
今日は7月15日に京都で開催されました『図形学習指導勉強会』についてのお話。
東京での講演を拝聴し、「こりゃ、おもろそうやん!」と思ったのが参加に至った切っ掛けです。
京都やから近いしね!笑
常々の疑問
さて、僕が常々疑問に思ってきたことがあります。
それは、数に対する感覚が育っている子と育っていない子の差とはどこから来るのか?
1+1=2
というのは紙の上で起こる変化でしか無い。
つまり、「1と1を合わせると2に変身する」としか捉えていない。
そんな子供さんが沢山います。
「1という数字には量が存在し、合わせると2という量になる」という、数字には量があるという感覚が重要なのです。
それが無いままにいくら問題を練習しても、「6年生の平均体重75kg」なんて、自信満々で答案に書いてしまいます。
どこかの相撲部屋なの?笑
75というのはただの数字であり、不自然さに気づかないんですね。
当然、不自然さに気づく感覚を持っている子供も沢山います。
その差って何なんでしょう?
図形学習指導
図形学習指導の勉強会に参加してきたと言いつつ、足し算の話から入ったので、戸惑った方も居るかもしれません。
この図形学習指導には数には量があるという数感を鍛える工夫がなされているのです。
面積が1の直角二等辺三角形を2枚組み合わせて、面積が2の直角二等辺三角形をつくる。
そんな練習を幼児の頃からさせるそうです。
小さい三角形2枚を組み合わせて大きい三角形が1つできる。
『1』と『2』の大小関係が視覚的にも感覚的にも明らかです。
直角二等辺三角形を2枚組み合わせたのに、出来上がる直角二等辺三角形は1つ。
そんな感覚も自然と入るでしょう。
なるほど、こういった具体物による経験こそ数感を鍛えるのに重要なのか!
目からウロコでした。
常々の疑問が解消された思いです。
まとめ
まだまだ、お伝えする事は沢山あるのですが、今回はこの辺りで。
親が子供にしてあげられることで、数感を養うってのは重要なことだと思います。
良い勉強会でした!
勉強会を開催しているのは『ジーニアスたけのこ会』の諌山静香先生です。
興味ある方はググってみて下さい。
もちろん、私からご紹介することも可能です。