2025年に開明中学の受験をお考えの方に大阪での中学受験指導歴20年、ここ10年は開明中を専門に指導している塾長の六人部が受験のポイントをお伝えします。
人気が高い
進学実績も良好でもともと人気が高かったのですが、ここ2年間、2023年2024年はさらに人気が集まりました。
ちょうど2023年入学の学年は高校生になったとき高校の授業料が完全無償になる世代ですから人気の集中にはそういう部分も大きく影響していると思います。
また制服のデザインが新しくなったのも要因の1つでしょう。女の子の保護者の方に一定数見られる傾向で「どうせならかわいい制服が良い」というのがありますので。制服なんてボロボロになっていくからしっかりしてれば良いのでは?というのはオジサンの発想のようです・・・
2025年も人気の集中が予想されますので入念に準備しなければ合格は難しいでしょう。実際厳しくなったと感じる現象が起きています。2023以前ならスーパー理数コースで確実に合格取れるだろうというレベルの生徒が理数コースの合格しか取れなかったり、理数コースなら受かるであろうレベルの生徒が不合格になったり。2025年も要注意です。
入試システム面の把握
開明中学の入試は以前は1次前期、1次後期、2次の3日程でしたが現在は1次前期、1次後期A、1次後期B、2次と最大4回チャレンジ出来ます。2次日程ではそれまでに何回開明を受験したかによって加点が与えられます。加点は1回の受験につき5点です。つまり最大で15点の加点が2次日程では与えられます。
合否判定については国語100点、算数100点、理科50点、社会50点の4教科を受験し理科と社会のうち得点が高い方を2倍して300点満点での合否判定です。ここに国語80点、算数80点、理科70点、社会70点の300点満点で合否判定をする方法が2024年入試から新たに加わりました。ほとんどの生徒が従来型の判定で高得点になるでしょうからそんなに気にする必要はありませんが、ルールとして新たに何かが加わる可能性はありますので前年との変化が無いかは注意しておきましょう。
3科目で受験するなら
理科と社会、両方取り組む余裕が無いという受験生も居ます。どちらか得意な方を重点的にやることになると思うのですが点数が安定しやすいのは社会です。社会が高い水準で仕上がれば大崩れすることは無いです。一方で理科は出題される題材によって点数が上下することがあり、その振れ幅が社会よりも大きい印象です。理科も社会もどっちつかずという状態であれば得点を安定させる意味合いでも社会がおすすめします。塾長は理科の指導が得意なので理科をプッシュしたいところではあるのですが自分の持ってるデータでは社会を得意としている生徒の方がすんなり合格を勝ち取っていますので事実は曲げられません。
まとめ
2025年開明中学入試に向けてざっくりとですがポイントをお伝えしました。細かい注意点などはデータを添えて別記事にてお伝えしていきます。