【偏差値だけで選ぶな】国公立医学部の地域差別について調べてみた

京橋数学塾A4U代表郡山慶徳です。

今日も医学部を目指す皆さんに役立つ情報をお届けいたします。

前回、医学部の年齢差別。についての記事を上げたところ、予想以上の反響がありました。

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学力がありながら、年齢でビハインドを負うってもったいないです。

年齢だけでなく、地域でも有利・不利があるんです。

よく「医者になれればどこでもいいです。こだわりないので地方の国公立大を受けます」なんて人がいますが、このデータを見て、大いに震撼してください。

今回は医学部の地域差別に切り込みます

医学部受験生や関係者ならば「地域差別」を耳にしたことはありますよね?

でも、そのソースのほとんどがネットの書き込みであったり、伝聞情報なんですよね。

「もっと正確な情報が欲しい!」という方も多いことと思われます。

そこで!

信頼できる情報(公的機関の公表データ)を基にして、各大学医学部医学科の地域密着度を算出してみました。

なお、東京大学、北海道大学、金沢大学はデータが得られなかったため除外してあります。

算出方法(単位は%)

A: 2012~2018年の7年間で全合格者に占める大学所在地の出身者の総数の割合を各大学医学部医学科毎に計算

B: 2016~2018年の直近3年間で全合格者に占める大学所在地の出身者の総数の割合を各大学医学部医学科毎に計算

平均値

上記のA及びBの平均値は

A: 35.4

B: 35.3

つまり、一般的には3分の1強が地元出身者!といえます。

そこで、各大学の医学部医学科を3つの群に分類していきたいと思います。

平均値から10ポイントより大きい大学群

札幌医科大学 A:76.8   B:81.8

旭川医科大学 A:57.6   B:55.0

名古屋市立大学 A:69.2   B:68.7

琉球大学 A:59.2   B:59.8

名古屋大学 A:57.9   B:60.4

鹿児島大学 A:56.8   B:58.1

東京医科歯科大学 A:56.6  B:58.2

九州大学 A:52.3   B:56.8

広島大学 A:50.6  B:51.1

浜松医科大学 A:48.0   B:39.7

愛媛大学 A:47.5   B:46.1

大阪市立大学 A:47.2   B:46.7

平均値から±10ポイント以内に収まる大学群

三重大学 A:44.5   B:41.9

横浜市立大学 A:43.7   B:40.4

神戸大学 A:38.2   B:40.7

福島県立医大 A:36.0   B:32.1

大分大学 A:35.5   B:35.5

平均値 A:35.4   B:35.3

長崎大学 A:34.7   B:32.3

和歌山県立医大 A:34.3 B:35.3

弘前大学 A:34.0   B:35.9

奈良県立医大 A:33.0   B:34.8

宮崎大学 A:32.9   B:31.8

新潟大学 A:32.7   B:33.3

岐阜大学 A:32.6   B:33.3

熊本大学 A:32.4   B:34.2

山口大学 A:30.8   B:29.9

佐賀大学 A:30.2   B:28.6

岡山大学 A:30.2   B:30.5

徳島大学 A:29.6   B:27.5

群馬大学 A:29.4   B:29.3

富山大学 A:28.7   B:25.2

山梨大学 A:27.7   B:28.5

高知大学 A:26.8   B:28.1

信州大学 A:26.5   B:26.1

福井大学 A:25.1   B:21.4

平均値から−10ポイントより小さい大学群

秋田大学 A:24.3   B:22.5

京都府立医大 A:23.6   B:23.6

香川大学 A:23.5   B:25.7

島根大学 A:22.2   B:21.7

鳥取大学 A:22.2   B:21.8

千葉大学 A:19.0   B:20.5

東北大学 A:18.5   B:18.3

筑波大学 A:18.3   B:19.8

大阪大学 A:17.5   B:16.1

京都大学 A:16.7   B:16.5

山形大学 A:16.7   B:18.3

滋賀医科大学 A:15.3   B:14.0

注意点

今回のデータを見るにあたり単に数値に踊らされてはいけません。

なぜならデータの中には地域枠の人数も含まれますし、その地域に医学部医学科に特化した進学校が所在する場合には偏りが大きくなることが多いからです。

しかし、もっぱら、データを俯瞰していると何かしらの闇が見えてくる気がしませんか?

年齢差別についてはよく話題になりますが、地域差別については今ひとつ関心が低いように思えますが、こちらも受験戦略上、必要になりますので、ぜひご注意ください。