【算数】開明中学2025入試に向けて近年の傾向

どーも!開明中学の受験指導を専門としている京橋数学塾A4U塾長の六人部です。

近年の開明中学入試の傾向について少しお話しようと思います。

ちょっと傾向が変わってきたと感じるのでそのあたりに注意しておきたいですね。

図形問題

さて、まずは図形問題についてです。

過去の傾向からすると開明中学は図形の問題が大問になることは少ない状況でした。

しかし、2024年入試において平面図形、空間図形が大問で出題されています。

この傾向の変化はチェックしておくべきです。

というのも、変化が起きるとその傾向は2~3年続くことが予想されるからです。

過去にもありましたが覆面算が出題されると連続して覆面算が出題されるというような流れです。

立体の切断や回転体に関する問題、移動する図形が塗りつぶす面積などの問題は入念に練習しておくべきです。

速さ、割合、比、規則性の問題は頻出ですのでそれらの分野もしっかりと抑えるのも忘れずにやりましょう。

図形にとらわれ過ぎて他が手薄になっては意味ないですからね。

食塩水の問題は正攻法も身につける

水溶液を混ぜて濃度を求める問題はよく出題されます。

混ぜる問題を解くのに「てんびん図」という便利なツールを使う受験生は多いです。

それを使っているせいで「よく分かってもいないのに答えは出せる」という状態になります。

その状況を良しとしない開明中の先生方が本腰を入れてきたかもしれません。

てんびん図では解きにくい状況の問題が近年散見されます。

もちろん使い方を工夫するなりすれば使えはしますが、そんなことをするくらいなら普通に解く方がはやいです。

実際、開明生は「数学の授業でてんびん図を使って解を求めると却下される」と口をそろえて言うので、近年の入試から考えると入学の段階からふるいにかけているように思います。

確かにてんびん図は時間的に得をするので使えるなら使いたいかもしれませんが、無理やり使うと利点であるスピードが遅くなってしまいます。

正攻法でも攻められるようにしっかりと割合に関する考え方を整理しておきましょう。

まとめ

以上が近年の開中学明の入試算数における問題傾向です。

時計算が大問で出題されたりしているのもやや気になりますが速さの問題の1種だと考えればそこまで気にすることも無いのかなという印象です。

しっかりと準備をして受験を乗り切ってください!