こんにちは、京橋数学塾A4U塾長の六人部です。
昨年、中学3年生に対して実施されたチャレンジテストの結果が大阪府の教育委員会のウェブサイトにて公開されています。
今回はそれについてのお話です。
教育委員会のページをリンクしておきます。
http://www.pref.osaka.lg.jp/shochugakko/challenge/h29challenge-kekka.html
なぜ今回この結果をお伝えするのかといいますと、今の中学3年生が2020年度の大学入試改革を体験する最初の学年だからです。
高校受験を控えている時期で忙しいとは思いますが是非とも覚えておいて頂きたい。そんなお話です。
記述がダメダメ
さて、結果を見ても分かるとおり国語、数学、理科のグラフ、記述問題の正答率がボコっとへこんでいます。
それに対して、社会、英語のグラフはそうでもない。
これの意味するところは考えて記述しなければならない問題に対しては手も足も出ないという事です。
中学レベルの英語や社会の記述はあるていど決まったパターンになりがちですが、国語や数学や理科はその場で出された問題を考えて記述する事になるので、教科ごとの差はそのせいだと思われます。
理科もいわゆるテンプレが多くなりそうですが、実験の種類等で変化をつけやすい分、理科の方が思考力を問われる形になっていたのだと考えることが出来ます。
見たことも無い問題には弱い。
つまり思考力、じっくり考えるが力弱いという事でしょう。
思考力の欠如
これは結構痛いです。
何故なら、大学入試改革で求められるものこそが思考力だからです。
どういう試験にするか話が詰められてきているようですが、記述の問題は増えると発表されています。
『やり方』や『解き方』だけを覚えて本質を理解しない勉強をしてきたタイプの人は間違いなく苦しむ事になりそうです。
何故そうなるのかという事に拘り、考える力を養っておきましょう。
まとめ
高校受験直前で色々と大変な時期ではありますが、あくまでも高校は通過点。
目の前にある試験を乗り越えるのはもちろん重要。
じかし、その先に待ち受ける激動の大学受験も見据えておいてほしい。
受かってから本当の戦いが始まるのかもしれません。