こんにちは大阪京橋数学塾A4Uの六人部です。
中学受験本番まで残すところあと少しとなりました。
最後の追い込みという事で日々受験勉強に励む中で、夏にあれだけ勉強したのに成績が伸びてこないと不安や焦りを抱える保護者の方も多いかと思われます。
大丈夫です。
ご安心下さい!
長年受験指導している僕から言わせてもらえば、
「まぁ、この時期はそんなもん!」
という感じです。
夏明けの時期って様々な問題に触れることにより夏に蓄えた知識をどう活用するのかを練習する期間なんですよ。
巨大な収納に知識としては入っているんです。
入っているんですが、どこに何が入っているかを整理しきれてはいないんですね。
なんせ夏はこなすので精一杯だったはずですから。
今は収納の中身を使いながら似たカテゴリの物は近くに固めてしまい直しているんです。
収納の中身を整理整頓しているわけだ。
中身は多いですからそりゃある程度の時間がかかるのですぐには終わりません。
つまり、成績にはすぐに反映されなくて当然ってことです。
この整理整頓がある程度進んだころから成績がグッと伸びはじめます。
個人差は当然ありますが時期的にはまぁ12月に入った頃くらいですかね。
そしてそこからは整理整頓を続けながら引き出しをいかに素早く開けるかの訓練に入っていきます。
こうして受験直前の冬休みに成績が爆伸びするわけです。
ですから現状で成績の伸びが今一つでもあまり気にすることは無いです。
ですが!
ここで注意しなければならない事がひとつだけあります。
それがオーバーワークです。
この時期よく見かけるのですよ。
睡眠不足でヘロヘロの今にも眠ってしまいそうな生徒を!
中学受験する子供で勉強時間の管理を自分でしている子は中々いません。
保護者が管理している場合が大半です。
是非とも睡眠時間は十分に取らせて下さい。
「こんな伸びる時期に寝てる時間が勿体ない!」と思われるかもしれません。
しかし、爆伸びするのは脳の検索能力が正常に働いてこそなのです。
収納のどこに何がしまってあるかを判断して開けるわけですからね。
パソコンと違って人間の検索能力は弱いんです。
もともと弱いのに睡眠不足だと更に弱くなります。
「あー!あれはそーいうことかー!って事はこれはこうだな。待てよじゃあ昨日のやつはこうでもあるのか。」と知識が連鎖的に繋がるという事が起こりにくくなります。
つまり収納の整理整頓が滞るのです。
ヘロヘロの状態で2時間粘って勉強するくらいなら、その2時間は睡眠に充ててコンディションを整えてから翌日頑張る方が遥かに高い学習効果を得られます。
追い込みの時期こそ睡眠をしっかり取って学習効果を最大化すべきなのです。
保護者の方は是非ともお子さんの睡眠時間の管理を!