実は・・・公立トップ校を目指す戦いは小学生から始まっている。

こんにちは、大阪京橋数学塾A4Uの六人部です。

 

今回は来年度中学に上がるお子さんがいらっしゃる親御さんへのお話。

 

中学になったら勉強を頑張ってトップ校に行けるくらいになってくれへんかなぁ…

 

親なら誰もが思う事かもしれませんね!

 

でもね、行けたらいいなで行く事が出来ないのがトップ校なんです!

 

トップ校受験に際して押さえておくべきポイントをお伝えします。

受験のシステム

大阪で生まれ育った親御さんで長男、長女の高校受験となれば、

 

受験なんて3年になってから本腰を入れればえーやろ

 

とお考えの方もいるでしょう。

 

自分たちの時代の経験からね。

 

しかし、近年の大阪の受験のシステムではそうは言えません。

 

なぜなら、1年の成績も内申点として高校入試に使われるからです。

 

1年2年3年の成績、つまり通知表を点数化して合否判定に使用する制度になっています。

 

よって、より有利に受験を戦うには・・・

 

1年からスタートダッシュを決め、トップを走り続ける!

 

これが理想形です。

 

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定期テスト

中学に上がれば定期テストがあります。

 

トップ校受験を考えた場合の1つの目安が平均で9割

 

つまり、5教科で450点を取る事です。

 

いや、取り続ける事ですね。

 

それくらいでないと、北野高校や天王寺高校を筆頭とする文理学科には通りません。

 

ここで少し落とし穴があります。

 

1年生の1学期中間試験はあまり参考にならないという事。

 

何故なら、英語はアルファベット、数学は正負の数、といった感じでテストがめちゃくちゃ簡単です。

 

簡単すぎる問題しか出せないため1年生は中間試験を行わない学校もあるくらいですから。

 

よって、『1年1学期の中間試験で450点取れてるから、うちの子行けそうだな!』とはなりません。

 

ここで気を抜いた人は期末で痛い目を見るのがお決まりのパターンです。

 

そして、そのままズルズルと下がっていくんです。

 

中間試験の結果で気を抜かないこと!

小学校の内容が重要

継続して450点を達成するには数学と英語が重要でしょう。

 

例えば算数で言うと、『分数の計算、速さ、割合、比』がきっちり理解出来ているかはポイントです。

 

計算できる』ことよりも『なぜこの計算をするのか』ということを理解していなければ勉強が進むにつれキツくなってきます。

 

この『なぜ』というのはこれから先の入試問題ではより重視されていくので、『やり方』を詰め込むだけの勉強にならないようにしなくてはなりません。

 

問題に1対1で対応するような解法暗記ではいずれ行き詰まるってこと。

 

なぜ』を解決できるような本質的な『理解』がこれからの受験には求められて来るでしょう。

 

と言うより、もう既にそう変化してきているのです。

 

『解決すべき問題は何なのか』を文章から読み取り、それに対して解決策を考えていく。

 

こういった流れの問題が非常に増えています。

 

つまり、ストーリー型の問題です。

 

詰め込み勉強でどうにかなる代物ではありません。

 

小学校で習った事を高い次元で備えていなければ、理解や思考が追いつかなくなるでしょう。

 

つまり、全てを支えるのは国語力だったりします!

 

格調の高い日本語を使いこなせと言ってる訳ではないんです。

 

まぁ、いずれは目指すべきところではありますが、まずは、「書かれている事を正確に読み取る力」つまりは『読解力』が何より重要です。

 

特に漢字は大事ですよー。

 

漢字は一文字一文字の意味を理解していると熟語の理解が格段に楽だし、知らない熟語が出てきても意味を類推することだって出来るので、小学生の内からコツコツとやり続けるべきです。

小学生の生活が重要

では、今までに挙げてきたような事が出来る子と出来ない子の差はどこから来るのでしょう。

 

僕が今まで20年以上指導してきた経験から言うと小5の頃にはものすごい差が既についている感覚です。

 

学校のペーパーテストで満点を連発するような子であっても、テストの点数を取るのが上手なだけで薄っぺらいなこの子・・・と感じる事も多いです。

 

では、何が重要なのかと言えば・・・

 

点数で表すことが出来ないような部分が重要になります!

 

それに関わるひとつの重大な事項としては「実体験を持っているか」が挙げられます。

 

IHが普及していますが、本物の火を見たことがありますか?

 

映像でなら見たことがある子は多いでしょう、しかし実際の火からは熱だったり音だったり匂いだったり視覚以外で感じる部分がたくさんあります。

 

買い物したことありますか?

 

欲しいものが所持金以内で買えるか?おつりはいくらか?こんな事を考えてますか。行ったことがあるとしても電子マネーでピッとして終わりでは経験としては薄くなってしまいます。

 

このように具体的な物による体験がめちゃくちゃ大切なんです。

 

こういう経験が充実している子供は数字と量を関連付けて考えられるようになります。

 

抽象と具体の往復がスムーズなんです。

 

一方で経験が希薄な子供は数字の扱いが紙の上だけのゲームのような感覚で問題を扱います。

 

これでは学んだ内容はそこ止まりになりやすいですし、学んだ内容が1対1の対応になりやすいので広がりが出てきません。

 

よって、小学校生活で重要なのは出来るだけ多くの本物に触れ具体物から得られる経験や体験を多く積むことです。

 

時間も手間もかかるので一朝一夕で出来る事ではないですが少し意識するだけでも大きく未来は変わります。

 

まだまだ、語ることはありますが止まらなくなりそうなので、この辺りで小学校生活のお話は終わりにします。

まとめ

今回は公立トップ校を目指すために意識してやっておくべき事や、そのポイントをお伝えしました。

 

すぐには身につかない事なので是非とも今から始めて欲しいですね。

 

中学3年になったときに大きな力となっているはずです。

 

ウチの子小学校の内容がきちんと出来ているかな?ちょっとお話を聞いてみたいな?という方はお気軽にご相談下さい。

 

では、また次回!

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